• ホーム
  • お知らせ
  • 薬学会136年会に参加し、シンポジウムのオーガナイズと講演してきました。

お知らせ

薬学会136年会に参加し、シンポジウムのオーガナイズと講演してきました。
2016.04.06

パシフィコ横浜で開催された日本薬学会大会に参加しました。これまで薬学会に入っていたのですが、実は初大会参加です。ずっと薬学環境にいたわけではないので、あまりお知り合いがいないのを覚悟していきましたが、たくさんの人がいるマンモス学会なのを実感しました。

さて、ダウン症の遺伝子を血管研究から見出してきただけでなく、実はダウン症のことを調べると、よく知られた認知(早期アルツハイマー病)だけでなく、骨、皮膚、円錐角膜、網膜疾患、心臓病、がん(白血病、固形がん)、血管や最近では歯周病との関連など、たくさんの病態に行き着きます。その病態原理を理解すると、ダウン症にとどまらず、生活習慣病・がん・(もちろん)認知に対する新しい生命原理や創薬標的が見出されると思い、本シンポジウムを企画しました。もちろん研究が進み、アンメットメディカルニーズの最たるものであるダウン症への治療の糸口が見出されたり、少なくともダウン症患者の QOL 向上に繋がることも期待したいです。

そこで今回は初めての企画として、神経研究者と血管研究者が合同でダウン症遺伝子の関与につき最新データを踏まえ発表して頂きました。

当初は私が初参加でもあり、また雰囲気も知らないので、予定参加者200名と書いたとき、横座長の石原先生(京都薬大)から無謀と言われましたが、始まってみるとそれなりに聴衆者が埋まってきて良かったです。

特に小児科医との意見交換も進んだのは嬉しいことでした。酸化ストレス、川崎病との相関(私血管研究者なのに、この全身性血管炎症との相関は知りませんでした)について勉強させて頂きました。

これからも弱い立場ではありますが、研究したい気合いはみんなと共有出来たと思いますので、研究頑張ろうという認識を共有しました。

2016薬学会1.jpg

2016薬学会2.jpg

左から順に

長崎大薬:浅井先生、岡山大医:廣畑先生、私、京都薬大:石原先生、東大理:倉林先生

PAGE TOP