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11月アメリカ出張記
2018.11.29

マウスにかかる金額が圧迫しており、しばらく国際学会に行くのを我慢していました(例年の IVBM 国際血管生物学会を仕方なくキャンセルしました)。ただこのままだと海外での先端研究を聞く刺激が薄いし、国立循環器病研究センターの中岡部長にも誘われたこともあって、Late breaking abstract を出して久しぶりの AHA scientific session 2018 (米国循環器研究会) シカゴに行ってきました。もちろん行くなら効率良くたくさんの情報を取得するのが責務なので、アメリカ医学部の名門 Northwestern 大学に寄って、Guillermo Oliver 先生や久米先生のところで、リンパ管やリンパ節の染色法も見学してきました。

AHA はかなりの久々でしたが、11月にもなるとシカゴは極寒でした。世界的な流れかもしれませんが、基礎研究の発表枠が大きく下がってきてしまってます。昔は、abstract パスするのにややハードルがあり、通れば学会参加費無料でしたので、当ラボの博士大学院生全員の初口頭発表が AHA (壇上死?:壇上で質問が聞き取れず。。)という時代もありましたが、とっくにその優遇制度もなくなり、規模縮小は悲しいところです。

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ちなみに、ジョンハンコックタワーの最上階は夜はバーになっていて、95階からの絶景が見えます。当方高所が苦手なので、中のほうで席を取りましたが、さすがに現実離れした素晴らしい夜景でした。11日にいったのですが、まさか5日後にエレベーターのケーブルが切れる事件があったとは知りませんでした(HUFFPOST 参照)。もし巡り合わせていたら、もっと高所が苦手になっていたかもしれません。

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さてシカゴの用務を終えて、ヒューストンに向かい暖まろうと思っていたのですが、空港に着くとおかしい!?何と、13日は急に寒波がきて最高気温4度という変なことになってました。ヒューストン大学で頑張っている梅溪博士を激励しようと思って張り切っていましたが、大学の周りを散歩するだけでも厳しい寒さです。(ただ、日本の大学と違って広大な施設で公園や噴水もあって綺麗ですー気温さえ普通であればもっと楽しめたかもしれません)

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14日はやっと気温が普通になって(最高気温が20度くらい)、MD Anderson Cancer Center PI として独立し頑張っている Keri Schadler さんとがん研究の共同実験の話し合いをしてきました。Keri Schadler 博士は当方の東大ラボ時のポスドクとして半年東京に住んでいたのですが、もう殆ど日本語は忘れてしまってます。今年はAllison 博士がノーベル賞取ったので、MD Anderson はかなり盛り上がっていました。密な話し合いが出来ました。

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